今回は私の知り合いの身に起きた怖い実体験を紹介したいと思います。
恐らく個人情報やクレジットカードの情報などを抜き取られるところだったのかなと思います。
その知り合いに実害はなかったのですが、 実際の犯罪手口を知っておくことで もし同様のことに直面した時に慌てず行動できるきっかけになればと思います。
犯罪に巻き込まれないために知っておくべき犯罪手口
その知り合いは海外からきた留学生です。 ある日携帯に電話が鳴りました。
電話に出てみると大使館を名乗る電話で、
「あなたのパスポートが不正利用されている可能性があります。このままでは・・・・」
などという内容だったそうです。(詳細は割愛します)
そしてその後に続けて
「後で警察の方からまた電話があると思いますのでそちらで対応お願いします。」
といって電話を切ったそうです。
その後しばらくして警察を名乗る電話があり、やはりパスポートが不正に使用されている旨を伝えられて、住所や電話番号やら色々聞かれたそうです。
その電話の中で
「またあなたと連絡を取ることがあると思います。連絡先を取るためにスマホのどこそこ部分の〇〇の番号を教えて頂けますか?」
と言われたそうです。
その知り合いは「?」とちょっと気にかかり、
「メールアドレスお知らせします」と伝えたそうなのですが、
相手は「それではダメで・・・」などど渋っていたそうです。
その時知り合いは少し変だと思い始め、とりあえず相手の欲しがるスマホのどこそこ部分の番号は教えなかったそうです。
電話を切ったあと、やはり何か気になり始めた知り合いは直接大使館に連絡したそうです。
そこで伝えられたことは
そういう話は全く大使館側からしておらず、〇年前からその手の○○人を狙った詐欺の手口が出回っており、今回もその電話だったのだろうということです。
電話中に聞かれたスマホのどこそこ部分の番号とは、その番号を相手に知られると持ち主のスマホの情報が抜き取られてしまうものだったようです。(詳しいことは私もわからないのですが、そのようなことを言われてました)
その知り合いはその後、カード会社をはじめ、銀行などに電話をしてカードを止めてもらったり、暗証番号の変更をしたり、大変だったそうです。
その知り合い曰く、「絶対騙される!詐欺とか全く気が付かなかった!」と言っていました。
私も騙されない自信はありません。 では何故騙されてしまうのでしょうか?
騙されたり、犯罪に巻き込まれたりする似通った手口
これ、2段階になってるところが騙されやすいのだと思います。
最初に大使館から電話があって、次警察から電話があるよっていう、
なんかわかりませんが信憑性みたいなものに騙される。
最初の電話でびっくりしてオロオロし始めて、本当なのかどうなのか不安な時に警察から電話があると「やっぱり真実なんだ」とか信じてしまいそうです。
よくある手口で
怖い人に絡まれた時、
偶然別の人に助けてもらったが、その二人グルだったとか。
恐怖で張りつめてた気持ちが、優しい声をかけられてつい安心して気が緩んで良い人だと信じてついていってしまうとか。
これよくあるので注意して下さい。
騙されないようにするには
なにかトラブルに巻き込まれた時、平常心でいるのは中々難しいものがあります。
色々なパターンの手口をしっておくのは犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐ一番良い方法かもしれません。
あとは自分から警察などに連絡を入れて確認するクセをもつ。
トラブルになってることが事実かもしれないし、ウソかもしれない。
それを確認するには自分から連絡をするのが確実です。
(間違っても相手の言う連絡先に電話をしないで自分で調べた電話番号に電話して下さい。)
例えばですが、「ガスの点検に来ました」と言われた場合、
・本当にガスの点検で、郵便受けに入ってたお知らせの紙を見てなかった場合
・犯罪者がガスの点検を装って押し入ろうとしている場合
どちらかわからないですよね。
そんな時は躊躇せずガス会社にその場で連絡するような図太さとマメさが自分自身を守るためには必要だと思います。
日本に住んでる人なら「なんでもかんでも疑ってかかる、というのは相手に対して悪い」という風潮があるような気がします 。
ですがそんな所に漬け込こむ犯罪者の手口にひっかかることないよう気をつけなければならないと思います。
この話が少しでもあなたのお役に立てるようなら幸いです。
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